Co2監視、始めました!(IODATA UD-CO2S)
アイ・オー・データさんのUD-CO2Sを買って換気の必要性を感じた記事です。
こんにちは、うすゆきです。
みなさん換気、してますか?
私は長らく野生の勘で換気をしていましたが、COVID19の5類移行も相まってCO2監視ガジェットが破格的な値下げをしていたので、きちんとCO2を見て換気しようと思い立ちました。
おうち作業はこれからも続きそうですからね……!
23年6月1日現在では値上がりしちゃいましたが、アイ・オー・データさんのUD-CO2Sを買いました!
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UD-CO2S
開封……!
業務用感あふれるパッケージです。
本体サイズはココナッツサブレくらいで、おもちゃのような小ささです。
これ玄関に貼っちゃう……??
そして定価12210円のところ、2800円でした……!
目玉ポイントはSENSIRION社のSCD30搭載なところです。このセンサだけでも10000円近くするので、2800円は破格すぎます。最悪センサを取り出して別用途で使えますし、これは空前のチャンスです。
23年6月1日時点では5000円で、それでもかなり安いのですが……Keepaで価格の推移見る限り定期的に2000円に落ちることがあるので、まだチャンスはあります!
お安いCo2センサでの苦悩
もともとM5STACK-U088というSCD40搭載のお安めCo2センサを持っていました。これをマイコン(ATOM Matrix)に繋いでCO2濃度を顔にして表示するガジェットを作っていました。
CO2濃度が良好な時は笑顔で、
Co2濃度が高い時はバツ顔になるようなコードを書きました。
おまけとしてLINE通知する機能も作っていました。
ただこのCO2センサは「CO2eq:等価二酸化炭素算出方式」というH2濃度からeCO2を算出するもので、CO2測定という目的では正確さに欠けます。
個人で適当に書いた実装なので校正も十分にできておらず、また方式の特性上アルコールでも反応しちゃって実用性は微妙です……ということで根本的に問題を抱えていたんですよね……
これが本当のCo2測定!
ですがSCD30を搭載したUD-CO2Sなら!「NDIR方式」という、赤外線LEDをぶっ放して赤外線量の変化を見てCo2を測るので、他の影響も受けにくく高精度なようです。
赤外線LEDなんて使っちゃったら経年劣化で減衰とかしちゃいそうなのですが、このSCD30くんはリファレンスチャンネルと測定チャンネルの2つを持つことで、経年劣化の影響も加味して測定できる優れものらしいですよ。すごい。
ということで……
実践投入
👨「どうだ、明るくなったろう」
ということで、本体ではLEDでCo2濃度に応じた色表示ができるのみです。シンプルでいいですね。
Windows用ソフトウェアがあるのでインストールしてPCに繋ぐと、マイコンユーザーにはおなじみCOM3的な形で認識されて、パソコンから各種値やグラフが見えるようになります。
これはテレワークでずっとプログラミングをしていた日、お仕事終わりの値です。
閉じた部屋で移動せず座りっぱなしだとCO2濃度はびっくりするくらい上がり続けます……
離席して戻った時の値。
ちょっとマシになりましたが高いので換気をします。
窓を開けて空気の通りを良くすると……
1分後には300ppmほど下がりました。
3分ほど換気していると、大丈夫な値まで戻りました。
その後は換気しっぱなしでも700ppm前後に落ち着きました。
外気は400ppmみたいなので、そこと比べると少し高めですが、閉じこもっていた部屋と比べるとだいぶマシになりました。
まじで換気大事ですね……
結論 結構頻繁に換気したい
たまにこの部屋空気悪くね?って感じることあったのですが、あれは割と深刻なレベルだったみたいで、まさか自分で自分を殺していたとは……
家の中で風が吹くレベルの木造家屋に住んでいて自動換気されていたので、コンクリのアパートの換気に慣れてないんですよね……
ちなみにCO2監視のソフトウェアはウイジェットにもできます。
画面の端に鎮座させておけます。
さらに有志の方がデータを取得するツールを書いていたりします。
本体からセンサを引っこ抜いたりしなくても、このままの姿でMQTTに値を投げたりできるみたいなので、大変にありがたいものです。
ということで……ちゃんと換気しましょ!!