OculusQuest2を入手してのお気持ち
目次
結論:めっちゃすごいけど、めっちゃ酔う
購入までの経緯
プロローグ
10代最後の夏休み。たくさん旅行に行こう!!
生活の維持に必要な場合を除き、外出自粛を要請
特措法第45条第1項
無理じゃん……
確かに旅行は生活の維持には不要かもしれません。でも人生経験としては必要です……
休業補填はあっても、失われた青春は補填されません。
社会人になると旅行、特に長期の旅行は難しくなります。だからこそ大学生の内に、強いて言えば大学2年生までに長期旅行の経験をしておきたかったのです。大学3年はインターン、大学4年は研究室といった感じで、事実上長期の夏休みは大学2年が最後かもしれません。
機会損失です。この失われた旅行の代替手段を見つけなければいけません。
そこで、
OculusQuest2を買う
購入の決め手は高価なPCを必要とせず、それ単体で使えて一番安いという点です。
価格は37180円(128GBモデル)
「高くね?」となりますが、スタンドアローンのヘッドマウントディスプレイとしてはこれでも一番の安さを誇ります。
128GBのリニューアルと同時に購入しました。
使ってみる
想像以上の没入感!!
ただの市民プールだと思って行ったら、ウォータースライダーがあったみたいな感覚です。
初めてコンタクトレンズをつけたような新鮮さです。
個人的に微妙だなって思ったこと
鼻との隙間が目立つ……
仕様上、日本人だと鼻とVRゴーグルにそれなりの隙間ができてしまいます。
VRのクオリティが高いため、その小さな1点だけで一気に現実にいる感覚に戻されます。
自分はティッシュで隙間を塞いでますが、どうやら隙間を埋めるパーツも販売されているみたいです。
目が疲れる。頭が重い。
最初はこの2つに悩まされます。でも意外と慣れます。
VRゴーグル重たい、目が疲れるは時間が解決してくれます。
めっっっっっちゃ酔う
これが一番難点です。
自分は乗り物酔いを克服したタイプの人間でした。
でも、とんでもなく酔います。
平面の動画視聴や前後の動きが少ないタイプなどは耐えられますが、VRChatなど動きのあるタイプは30分も持たず限界が来ます。
乗り物酔いの比じゃないくらいのスピードで酔いますが、どうやらこれも慣れみたいです……
ちなみに3,4日やった程度では慣れませんでした……
個人的に特にすごいなって思ったこと
VRだからVRコンテンツ自体のすごさは割愛します。火を見るより明らかですから。
現実の空間を配慮してくれる!
VRゴーグルを付けると最初に「動ける空間」を仮想上でマーカーします。
マーカー外に行こうとすると網目の線が出てきて忠告してくれるので、物にぶつかる心配がありません!
VRゴーグルのダブルタップで外を見るモードもあり、VRゴーグルを外さなくても外の確認ができます
現実のソファーを仮想空間に持ち込める!
自分はソファー持ってないので、ベットをソファー代わりにしましたが……
こんな感じで、ソファーに座ってのネット閲覧などができます!
VR上で映像を見るのが意外とアリ
VR空間上でネット閲覧やYouTube、AmazonPrimeなどが視聴できます。
360度コンテンツじゃなくて、平面な動画を見るだけでも、現実とは違うんです!!
お手軽ホームシアターです。いつもと違う場所で見てる感覚に心の底から陥ります。
現実逃避におすすめです。
メガネでもいける
種類によるといえばそれまでですが……自分はいけました!
VRだと裸眼だと普通にぼやけます……なのでコンタクトかメガネが必要です。
メガネ無理じゃね?って見た目ですが、メガネ用のフレームを中に挟んでやると意外と違和感なく使えます。
使用中はメガネつけていることを忘れている程度に違和感無しです。
VRChatがやばい。
VRChatというVR版SNSがあります。
これは、SNSという名を持ちつつ別物です。生身のコミュニケーションと同等です……
別記事に書きます。↓↓
エピローグ
VRの世界は本当に感動します。でも同時に気づいてしまいます。「現実」が2つになっただけなのだと。
説明が難しいですが、異世界転生のようにVRの世界に行けば現実の苦難を解決できるわけじゃないんです。
特にVRChatをしていると感じます。VRChatで大事なのは「あいさつ」と「人柄」です。
VRの世界でも結局コミュニケーション能力が大事なんです。
コミュニケーション能力に自身がないから、現実を離れてVRのSNSで幸せな生活を送ろうと思っても、待っているのは現実と同じコミュニケーション能力の必要な世界です。
自分はこの点を完全に見逃していて、ちょっと心に穴が空いた気分になりました。
VRは本当にすごいけど、でも楽になれるかと言われると疑問が残ります。
結局、現実の世界からは逃れられません……