皇居ウォークをしてみた
皇居1週散歩は楽しい
誰もが一度は憧れる皇居一周をした.
丸の内を駆け抜けて皇居方面へ向かう.
スタート地点に立つ前から鉄路が諦めを誘惑してくる.
途中振り返ると見える東京駅前の空白が綺麗.
東京をドーナツとすると皇居はドーナツの穴の部分みたいで, 周りと比べると圧倒的に上空がぽっかり空いている.
都内でこんなに空が見えるのって他に高輪ゲートウェイ付近くらいではないだろうか.
それでは皇居ランに混じって皇居ウォーク開始.
どんどんドーナツ! どんと行こう!
和田倉門 → 大手門
東京駅から直線に行くと和田倉門に辿り着くので, そこから歩き始める.
最初に見えてきたのは桜田二重櫓. 水面にうつる白影が美しい.
現存している江戸城唯一の櫓らしい. 畏れ多い.
皇居ランは反時計回りがルールらしいので, それに従い進んでいく. 飯田橋とかの方向らしい.
少し進むと看板が見えた.
初めて知ったのだが, 皇居の一部はほぼ毎日開放しているらしい.
皇居一周コースを中断して立ち寄ってみる.
皇居東御苑
看板を見て気づいたが, 想像以上に広い.
江戸の名残があった.
雑木林もあった.
自分が都心にいることを忘れてしまういそうだった.
歌会が開かれそうな小さな池もあった.
とにかく緑豊かだった.
このあたりはもともと江戸城だったらしい.
ビル群を背景に石段が見える.
兵どもが夢の跡.
各都道府県の木があった.
日比谷公園にも各都道府県の木が植えられた郷土の森がある.
靖国神社にも各都道府県の土を使ったさくら陶板があったりと, 意外と東京は地方要素が多い.
竹林もあった.
竹の香りって割り箸くらいでしか出会えない.
古代果樹も植えられていた.
無限に過ごせてしまうのでそろそろ皇居一周コースに戻る.
都会と自然の融合に感動した.
大手門 → 平川門
大手門に来た.
道路の上, ぽっかり空いており見晴らしが良い.
銅像があった.
和気清麻呂像らしい. 日本史ぶりに聞いた名前.
恵美押勝の乱や宇佐八幡宮神託事件だったりと文字列の強い出来事に関わっていた方.
1940 年に作られたらしく, 金鵄輝く日本のーって感じ.
関東大震災を乗り越えたイチョウ.
関東大震災耐えたのはてっきり神田下水くらいだと思っていたのでびっくり.
宇都宮には空襲で生き残った旭町の大いちょうがあるし, 広島には原爆で生き残った被爆イチョウがあってイチョウの強さを感じる.
さすがダーウィンが生きた化石と言うだけある.
アヒルが居たのでチルトシフト的に撮ってみた.
フリー素材みたいになった.
新聞社が見えてきた.
平川門 → 半蔵門
平川門の近くには江戸城築城の碑がある.
江戸城を築いた太田道灌. 歌人でもある.
七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき
この歌の逸話の精神を見習いたいと日々感じる.
東京国立近代美術館があった.
東京は行ってみたいところが多すぎる.
歩道の近くにインターチェンジを発見.
唐突すぎる.
代官町通りを進む.
皇居のお堀が見えないと離れているように感じるが, 実際は皇居の堀の中に居るという罠.
しばらく歩くとまた水辺が見えてきた.
英国大使館も垣間見えた.
千鳥ヶ淵公園を通過.
ミストコーナーがあった. カメラを服の中に退避.
謎のオブジェがあった.
対墨日本人移住百周年記念礎らしい.
半蔵門 → 桜田門
半蔵門まで来た.
出発地和田倉門の反対側あたり.
皇居の景色も打って変わって傾斜の厳しい姿を見せている.
日本水準原点を見損ねていた. Google Maps で行きたい場所登録していたのに…
皇居周りの地面にも各都道府県要素がちりばめられており, 我が地元もここに来て登場.
霞が関も近くなってきた.
かすかに国会議事堂も見える.
果たして人生で霞が関に用事ができる日は来るのだろうか…
桜田門 → 和田倉門
桜田門に来た.
桜田門外の変はあまりにも有名だが, 門に来たのは初めて.
折角なので桜田門を抜けて皇居外苑に行った.
皇居外苑, 終戦のときの光景で見た記憶しかない…
こんなに広いとは知らなかった.
桜田門から元のルートに戻る.
立派な洋館が見えた.
法務図書館らしい.
ついに日比谷近くまできた.
右手に見えるのは一時期 GHQ 本部になっていた第一生命館.
中央左手に見えるのは GHQ に接収されていた明治生命館.
水辺と合わせて, とても綺麗に撮れた.
そしてついにラストの直線に.
明治生命館を近くで見ると柱の大きさに感動する.
東京大空襲を耐え抜いたとあって, 面構えが違う.
出発の地, 和田倉門に帰着.
おわり
めちゃくちゃ疲れた. 少なくとも真夏に行くべきではない.
知らないことをたくさん知れて, なかなか楽しかった.
帰りは東京駅より鉄路で帰る.