VRChatワールドのQuest対応でベイクが汚くなる問題の解消方法!
症状
Unityでのワールド制作を終えて、ベイクして、PC版アップ。やった。
と、そして、いざQuest対応ということでVRChatSDKから
「Switch Build Target to Android」
を押すと……
なんか荒くなってない…?
場所によってはもっと顕著で
上記画像のようにガビガビな感じです。
洒落たお部屋がホラーワールドに早変わり!!
色味が変な上、ドット上に色が変化していって、これは流石に看過できないです。。
対処法
ベイクで使うLightingの設定のところで
こうなってるのを……
下記の黄色い部分を変えて、Generate Lightingを押してベイクし直します。
Compress Lightmapsのチェックを外したところがポイントです。
容量が増えてしまうので、 Lightmap Resolutionの値を下げてます。ここは容量と相談して任意の値に変更なさってください。
Quest対応での自動圧縮の相性の悪さが原因で見た目汚くなっているらしく、圧縮させないことで解決という手段です。
ただ当たり前ですが、それなりに容量が増えまして……上記設定で弊環境では2.7MB→4.0MBと露骨に増えました……
容量の犠牲はありますが、下記のように激的に改善しました!
Before
After
とっても綺麗!
おわり
下記はベイクと一緒に作業していて気づいた備忘録です。
[おまけ]ポストプロセスも若干注意
PC版ではポストプロセス使えますが、Questには非対応です!!!
そして厄介なのが、非対応といいつつ問題なくアップロードできる点に加え
見た目はポストプロセス適応されていない状態で、半透明のプラスチックを被せているようなものが出てくる状態になります。
「 ポストプロセス適応されていない状態 」は非対応なのでやむをえないですが、もともと存在しない「 半透明のプラスチックを被せているようなものが出てくる 」症状は若干違和感が生じます。とはいえ看過できるレベルのものですが……
でも分かる人が見ると、「このワールド、ポストプロセスの設定Quest用にオフにしてないんだな」って思われちゃうので、折角Quest対応するならQuest版のアップロード前にポストプロセスの設定を無効化することをおすすめします。
Quest用にワールド対応してくださるのめちゃくちゃありがたいのですが、Quest対応されていないQv Pen(Quest用マテリアルの導入で解決します)など部分的に壊れているところがあると、ちょっとだけ切ない気持ちになります。
Quest勢として贅沢を言うのは恐縮ですが、Quest版アップロード時にポストプロセス有効のままでしたら、無効化してくれると喜びます。
おわり